まるまりんは今年還暦を迎えました
名実ともにシニアの仲間入りでございます
高校を卒業後会社員や自営業など頑張って働いてきました
実家は自営業で幼い頃より働く父の後姿を見て育ったので、
自分で働いてお金を稼ぐことに違和感はありませんでした
「働かざる者食うべからず」の精神が宿っている事は間違いないです(笑)
しかし、いろいろな事情が重なり56歳でリタイヤしました
早期リタイヤができたのは夫が働いて収入を得てくれているおかげなので夫には感謝しています
元々まるまりんは65歳まで再雇用で働く気は無くて、60歳でリタイヤを目指しておりました それは夫も同じです
それまでは何が何でも頑張って働いて老後資金を貯めようと思っていたわけです
40代ですっからかんだった預金も50代に入ってペースを上げて貯められるようになり、住宅ローンも目標より早く15年で完済しました
住宅ローンさえ終わればガンガン貯めて ちまたで言う「準富裕層」にも手が届くと思った矢先、退職を決断する事になりました
人生なんて何が起こるかわかりません
若い内から「年金を繰り下げて70歳から貰おう」なんて考えない方が良いです
そんな生ぬるい考えでは50代後半からのハプニングを乗り切れないと思います
まるまりんは自分で言うのもなんなのですが頭の回転が速い方だったんです
それなのに50代前半で「自分の脳みそが溶けてるのか?」と思うほど物覚えが悪くなり 人の話を素早く理解する力が劣って来たと感じました
ちょっとした計算も時間がかかり電話も聞き取りにくくなり、若い時には出来た3つの事を同時に処理できなくなります
頭だけでなく身体の衰えも顕著になって診察券ばかり増えました
更年期症状は病院に掛かる事もなく軽い方でしたが、それでも思うように身体が動かなくなりました
これらの変化はまるまりんだけではありません 夫も友人もそのように言います
こんな自分に対するひと目が気になり出し 戦力の落ちた自分が仕事を続けるのは精神的に辛いと感じるようになりました
夫の会社では再雇用で働いているおじさんがいるようですが「現役時代でも使えなかったのにまだ辞めないんだ」と若い人達から陰口を叩かれているそうです
そうなんです まるまりんが言いたい事はこれなんです
会社員と言うのは自分が勤めたい、仕事をしたいと言う気持ちだけでは無理なんです
権利を主張する前に義務を果たせって事です
会社は仕事ができなくなった人間を高給で雇いたくないと思いますよね
それが自分の身に起こった時、自ら身を引く余裕が必要だと思います
会社の本音は、余程特殊な技能を持った人でない限り65歳まで働かれたらちょっと迷惑だと感じている事でしょう(特にホワイトカラー属)
それでも勤め続けるには、図太い神経の持ち主か鈍感な人しか無理です
社員が会社を支えるのであって 社員がぶら下がる会社は潰れます
これはまるまりんが就職した時に社長から言われた言葉です
今でも心に残っています